昨年2年2か月に渡るアメリカ・オレゴン州ポートランドの単身赴任の旅から戻ってきて、5月から単身赴任で沖縄に出向して住んでいましたが、2021年3月5日で23年間のサラリーマン人生を卒業し、東京で不動産を主に取り扱う「Anchors株式会社」を起業することになりました。
今回は世界的に起きている木材不足(ウッドショック)についてでも書いてみます。
最近は自転車買ったとか、店舗の内装のことが中心やったからな。
それにしても内装も結構おしゃれに仕上がってきたよなぁ。
今日はJVCのオーディオも来たし、音楽も良い音で聞けるな。
話は脱線しましたが、現在世界的な木材不足が起こっています。
この影響で日本にも木材が全然入って来なくなっています。
第一の原因としてはアメリカの建築需要が旺盛なため、世界的に木材不足におちいっています。コロナの影響で在宅時間が増えて、その上過去いちばん安い金利の追い風もあって都心から郊外の一戸建に引っ越す人が増えて、新築、リフォームDIYで木材需要が急速に高まりました。
それに反して、カナダでは松くい虫の被害での供給不足とコロナ過の影響からSPF材(北米産の針葉樹スプルースとパインとファーの頭文字をとったもの。)の製造を減産していて、需要の増加に対応できない状態になっています。
これに輪をかけたのが中国の木材需要の増加と世界的に不足しているコンテナの問題でヨーロッパの集成材が日本に入って来ない状況です。通常だと2か月くらいで到着していたヨーロッパからのコンテナが今ではいつ届くかわからない状況です。去年の年末くらいからヨーロッパからの材料がコンテナ不足で届きにくいという状況は実際にありましたので、今の木材需要が更に輪をかけた感じですね。
ですので、今日本ではプレカット工場が材料を確保できない状況に陥り、新築住宅の着工ができないような状態になっています。
【ウッドショックの影響はいつまで続くのか?住宅着工を考えている人はどうするべきか?】
現在住宅を建てようとしている方でお急ぎの方は少しでも早く着工を確定させるべく動いて、そんなに急いでない方は待った方が良いと思います。
その理由はウッドショックの大きな原因の1つはアメリカのコロナウィルスの影響にあります。現地の友達に聞くとワクチンの2回目の接種も済んだという方が何人かいるので、ここ数カ月でコロナウィルスの影響が落ち着いてくる可能性が高いと考えられます。(私の私見です。)
そうすると、コロナウィルスの影響でのリモートワークから住宅需要が高まったと考えると、落ち着くと住宅に向かっていた資金は他に流れる可能性が高いと考えられます。そうなるとウッドショックの影響も少しづつ薄れていくと考えられます。
実際、昔は日本は北米から木材を輸入していたけど、今は高額なためヨーロッパ材が主流になっていて、日本へのルートが減ってるからこういう時に対応でけへんのよな。かといって、日本の木はいっぱいあるのに木材加工できる体制が整ってへんのよな。この機会に国産材の流通に本気で取り組む時がきてるんやろな。
そういえば2年くらい前に上海の展示会に行ったけど、その時に中国での木造の需要の高まりは肌身で感じたもんな。あの時の情熱がしっかり今、形になって表れてきてんねんな。この時も日本の木材を売る体制造りが結局でけへんかったもんな。
北米にいる友達が言ってたんですが、雨ざらしだった10ドルやった普通の板も55ドルになってるらしいです💦
話が長くなりましたが、日本では新築のマンションは既に供給が減っていますが、新築戸建の供給が減って需給バランスがさらに需要過多になって、現在の低金利も更に拍車をかけて中古住宅の価格が上がる要因になりそうですね。
幸い中古マンションのリフォームは木材がなくても対応できるので、なんとかリフォームは対応できますよ♪
Anchors株式会社のHP