「今世界で起こっていることを2022年3月のアメリカ不動産情報で考える」

不動産・住宅・投資用不動産(日本・アメリカ)
サトシ
サトシ

こんにちは!サトシです。

2年2か月に渡るアメリカ・オレゴン州ポートランド、9カ月に渡る沖縄の単身赴任の旅を終えて、2021年3月5日に23年間のサラリーマン人生に終止符を打ちました。

2021年3月9日より東京都品川区南大井で不動産を主に取り扱う「Anchors株式会社」を起業して、1年が過ぎました。2人の仲間も加わり、一緒に会社が成長していく様子を応援してもらえるとうれしいです!

      

いつもここからお買い物いただいてありがとうございます。応援になります!

さぁて、今月もアメリカのマーケット情報をみて見ていきましょか。

3月は新築戸建の着工件数が減ってるけど、集合住宅は相変わらず着工してるなぁ。どうなんやろ?トランプ政権の時は移民とかビザ取るのも大変やったみたいやけど、今はまた緩和されとんのかな?どうなんじゃろ。

年々着工数が伸びてきてるけど、FRBの金利値上げで明らかにマーケットはスローになると思うんよな。金利が2%台だったのがとうとう5%やで。同じもの買っても返済額がぜんぜんちゃうからな。まだ、今のところは価格は上昇するんやろうけど、物の値段なんて、何でも需給バランスやから、買える人が少なくて、新しい家が作られると下がるんちゃうの?中古住宅の取引が主流だとマーケットの中で循環するからそんなに供給過多になるとは思わんけど。外国からの投資マネーの流入で外国人が家を買ってると話は別やけどな。

じゃあ、住宅着工件数から見ていくか。

<住宅着工件数>

2022年3月

着工件数:   179万戸 前月比 +0.3%  前年比  +3.9%

うち一戸建て:   120万戸 前月比  -1.7%  前年比  -4.4%

うち集合住宅:     57万戸     前月比 +7.5%      前年比  +28.1%

さっき書いたみたいに戸建の着工件数が減ってるなぁ。一般のお客さんのニーズが弱くなってるのか?材料とかのインフレによるものなのか?集合住宅は外資が結構入ってると思うんよな。

<中古住宅取引件数>

中古住宅の取引件数が落ちてるなぁ。やっぱり住宅ローンの金利が高いのと物件価格が高いダブルパンチで買える人が減ってるんやろうな。在庫数も前月より結構増えてるもんな。でも、値段は上がってるんやな。ややこしい状況やね。

2022年3月    

中古取引件数:577万戸 前月比 -2.7% 前年比 -4.5%

販売在庫数:   95万戸     前月比  +11.8% 前年比 -9.5%

中間価格:$375,300    前月比  +4.5%    前年比 +15.0%

<ケースシラー住宅価格指数>    * 2022年1月(2000年1月を100として換算した指数)

やっぱり、価格は全米で上がってるよね。ポートランドも価格ほんま高くなってるなぁ。俺がポートランドに居た頃と全然ちゃうもんな。

全米平均      286.68  前年比 +19.8%

20都市平均    296.35      同 +20.2%

ニューヨーク    258.62    同 +12.9% 

ロスアンジェルス  397.37    同 +22.1% 

ポートランド       322.69    同 +19.0% 

<メディア記事抜粋>

【ウォールストリートジャーナル 4/15/22】

30年固定の不動産住宅ローン金利が、2011年以来初めて5%を超えた             

この動きは過熱している不動産マーケットを冷やすこと必至

1年前に$1,223の支払いで済んでいたローンが、現在は$1,700となっている

既に多くの商品がインフレの影響を受けているので、一般家庭が受けるダメージは大きい

因みに米国の3月のインフレ率は前年比8.5%

住宅ローンで最大のシェアを持つウェルスファーゴ銀行の直近の四半期の住宅ローン申請は前年比で27%ダウン

専門家は今年の住宅ローン件数は前年比で36%下がると予想している

【ウォールストリートジャーナル 4/21/22】

3月の米国中古住宅の中間価格は前年比で15%上昇したが、取引件数は前月比でマイナス2.7%、前年比では4.5%のマイナスとなった

過熱気味の不動産マーケットが続いてきたが、ある専門家は住宅ローン金利の上昇により、2022年は取引件数が前年比10%減少するとしている

ただ不動産価格は販売在庫が少ないため。今後も上昇を続けるとみている専門家も多い

住宅建築は強い需要のため増加していたが、建築資材不足と労働者不足のため3月の着工件数は前月比0.3%増にとどまった

【ウォールストリートジャーナル 4/22/22】

FRBのパウウェル議長は5月の会合で政策金利を0.5%上げる方向で進めると発表

0.5%の利上げは2000年以来初めての上げ幅となる

その後もインフレ抑制のため、利上げを継続する予定

【ウォールストリートジャーナル 4/27/22】

ケースシラー指数によると2月の全米平均の前年比上昇率は19.8%

手堅い住宅需要と少ない販売在庫のため、大きく上昇

専門家は、今後住宅ローン金利の上昇により上昇率が鈍ると予想

「まとめ」

やっぱりウクライナ情勢とロシアからの資源の輸入の禁止、アメリカの利上げ等の影響が重なって、ニューヨーク株も下がっとるもんな。日本でも物価は上がっているけど、景気は上がっていないスタグフレーションが起きてるし。結構マーケットは注視していかなあかんよな。日本の円安もめちゃくちゃ気になるよな。自分で持っているお金が何にもしないでも世界的にみたら価値が下がってるもんな。しかもインフレで給料増えてないとお金の価値下がってるから給料減ってるのと同じやからな。

日本円だけで資産を持っている人は気をつけないといけない時代になってきたな。個人的には外貨とか、株とか不動産に資産を分散しといたほうがええような気がするなぁ。

じゃあ、今日はこの辺にしとくか。